弊社所有の特許「液体ピストン」をModel-C HDCGJシステムで実証試験しました。
弊社の最新型HDCGJスラスタ(Model-C)が、無事に実証試験を終え、デビューしました。
Model-C は、加圧環境で機械的動作をする代わりに弊社所有の特許技術「流体ピストン」装置を組み込み、宇宙空間で乾性ガスを生成します。Model-Cを導入することにより、システム重量が軽減され、信頼性も向上します。
試験モデルは、およそ7リットルの推進剤を搭載しております。これは約2800Nsecのインパルスに対応し、50kg級の衛星を60m/secの軌道速度まで押し上げることができます。このインパルスで550kmの高度の軌道を約10年間維持することができます。
チューブ/配管プレートとタンクプレートは、右の画像をご覧ください。この試験のタンクはCFRP製です。
推進システム全体像も、画像をご確認ください。
試験では、新しいバルブドライバPCBの開発も行いました。9個のバルブを駆動することができ、そのうち4個を同時に動作させることができます。PCBは85mm × 85mmに適合し、1Uボックスのトップパネルにちょうど収まります。
システム試験結果も、PCB画像の下に載せています。このように、熱交換器をうまく制御することで、乾燥ガスを連続的に発生させることに成功しました。
パッチドコニックスは、キューブサットから超小型衛星の推進まで、特殊な知的財産を所有しています。
最大限まで搭載重量を活用するために特許技術を用いました。
これにより、キューブの推進システムに特定の大きさのインパルスを発生させることができるようになります。
お客様のご要望に合わせたモジュラースラスタのご提供が可能です。
また、文字通りモジュール方式で、ミッションの要求に合わせて推進モジュールを増強する特許も出願済みです。
衛星の製造においては、推進システムを収容するにあたり、頭を悩ませることなく自由に構造設計できます。
右の画像は、12Uの底に取り付ける4Uサイズの推進装置と、超小型衛星向け4タンクの構造です。(->)
* 性能、質量、価格についてはこちらをご覧ください。
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