スマートブレーカーシステム

エネルギーマネジメントにサーバはもう必要ありません。本製品を既存家屋に取り付け、スマートブレーカーシステムを代表とする、パッチドコニックスの革新的なピークカット電力コントローラーを用いることにより、スマートエネルギーハウスに変わります。



    現代の家庭用配電盤には複数のサブサーキットブレーカーが組み込まれており、消費電力過多によりルートサーキットブレーカーが落ちるのを防いでいます。しかし、サブサーキットブレーカーが落ちなくても、住居全体の電力使用量が制限値を上回れば、最終的にルートサーキットブレーカーが落ちることになります。これは不便であるだけではなく、電力使用のピークが上がるため電気料金の増加にもつながります。

    最も現実的かつ最善の方法は、消費電力が最も大きい、あるいは制限値を超えるきっかけとなってしまうコンセントのスイッチを切ることです。このような最適なコンセントブレーカーを作動させるために、多くの方式では、すべてのコンセントの電力消費状況を調べることになります。これはサーバ-クライアント方式となりますが、通信トラフィックが重く、反応に遅延が生じます。さらに、何を制御すべきかはスカラーであり単一量なのに、全情報を収集するというのは、矛盾があります。JAXAは、独立分散型の自律方式という新たな方法を考案しました。システムにサーバはなく、一方送信でパワーバランスを伝達する送信機があります。文字通り、ブレーンは中央設備に集約されず、各コンセントに分割分散されます。これにより新規でコンセントを組み入れたり分離したりすることも自在にできるようになります。中央管理設備を構築する高額な初期投資も不要です。

    左図はスマートコンセントブレーカーです。住宅にある既存のコンセントのスイッチボックスに、図のように取り付けることができます。コントロールシステム構成は簡単に構築できます。例えば集合住宅の場合、キュービクル受電ステーションにroot送信機の用意が整うと、電力はまず家々に共有され、その後各屋のコンセントに共有されます。どのコンセントが最も消費しているか、どのコンセントが電力不足になっているか、といった情報をもとに、コンセントブレーカーひとつでスマートに電力を共有します。この機能はサーバ設備のない状態で行われているのです。

    これを家庭に導入すれば、新たな設備を導入することなく、全体の消費電力を自動的に規定値までコントロールすることができます。既存のコンセントをスマートコンセントに交換するだけで使用可能になります。オフィスの場合は、ノートPCつまり分散型オフィスパワープラントと組み合わせて、BEMS環境を、簡単にかつわずかな設備投資で構築できます。

 

資料

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